■妊娠中の腰痛について
妊娠中の腰痛は、当院でも相談件数が多いです。妊娠中は、前期・中期・後期と、それぞれの時期で姿勢の変化を繰り返して行きます。妊娠前期で腰痛が発生する方、妊娠後期で腰痛・足の付け根の痛みなどを訴える方など、様々です。今回は、妊娠後期の腰痛・足の付け根の痛みについてお伝えします。
妊娠中期から後期にかけて、徐々に胎児が大きくなるにつれて
骨盤の位置は変化していきます。
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中期あたりでは、骨盤が後ろに傾き腰椎の弯曲が少なくなります。
ようするに、背中が真っすぐで腰が丸みを帯びた姿勢です。
背中の筋肉がとても張りやすくなります。
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これに対して妊娠後期では、胎児がさらに大きくなって反り腰になり
骨盤は前に傾いてきます。背中は丸みを帯びた姿勢です。
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どちらのタイミングでも腰痛は出やすいですが
妊娠後期になると
腰痛に加えて、お尻の痛みや足の付け根の痛みなどが
出てくることがあります。
場合によっては、足にしびれを感じる方もいらっしゃいます。
妊娠後期でも臨月前まで
仕事をされている方も多いですので
一日の中でも姿勢は変わりやすいです。
デスクワークなどでは、骨盤が後傾しやすいですので
背中が張りやすくなります。
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当院では、体調や姿勢の状態をチェックした上で
その方に必要な対処を行います。
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鍼灸治療、筋膜リリース、オイルトリートメントなどを
組み合わせて施術を行います。
そして
姿勢調整のストレッチも行っていきます。
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当院では
妊婦専用うつぶせ枕を使用してうつ伏せでの
施術も行います。普段、うつ伏せの姿勢を取れない方が
ほとんどですので大変喜ばれます。
出来る限り
妊婦さんが安心して施術を受けられる環境を
整えるよう心掛けています。
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お困りの方は、是非ご相談ください。