4回目で軽減した顎関節症についての症例

顎関節症についての治療報告です。

★主な症状

・口を開ける時の痛み

・口を大きく開けられない

・夜間に顎周り、首元が痛くて寝れない時がある

★40代女性

★治療内容・頻度

・鍼灸治療 ・ラジオ波温熱療法 ・ラクリス筋膜リリース

*週1回×4

★経過

1回目の施術を終えた段階で、施術前の50%以下に症状が軽減。

3回目の施術が終わった段階で、痛みはほぼ消失。

4回目が終わった時点で、口の開きも通常程度に回復。

その後は、定期的なメンテナンスを促し終了。

以上

*あくまでも、一症例です。Ⅰ型顎関節症の場合は、個人差は

ありますが軽減するケースは多いです。施術期間は、このように短いものも

ありますが、長くなるケースもあります。

改めて、顎関節症について説明します。

■顎関節症の主な症状

①顎の関節および筋肉の痛み
②口が大きく開けられない
③顎を動かすと音がする(クリック音)

以上のうち、1つでも該当する場合が

顎関節症の基準となっております。

顎関節症は状態によってⅠ型~Ⅳ型までに

分類されています。

当院で治療できるのはⅠ型のみです。

Ⅰ型は、咀嚼筋障害と言って

噛む時に使われる筋肉=咀嚼筋に問題が

ある場合です。

精神的なストレスや就寝中などの食いしばりにより

咀嚼筋を緊張させることで問題が生じます。

状態が酷い場合は、日中にも食いしばりを起こす方も

いらっしゃいます。

この食いしばりを軽減させていくことも

顎関節症治療のひとつの目的です。

【歯の食いしばりについて】

基本的には就寝時など

無意識に行われている食いしばり。

この食いしばりには

ストレス(自律神経失調)が大きく関与しており

人によって食いしばりの強さは違うそうです。

食いしばりでは

想像を遥かに超える圧力が歯と歯周に加わっており

顎の筋肉・首や肩の筋肉を強く緊張させます。

症状が悪化すると、顎周りが腫れてきたり

歯に強いダメージが加わることもあります。

食いしばりを軽減させるためには

自律神経を整えることが必要です。

当院でも現在、食いしばりで加療中の方が

数名いらっしゃいます。

鍼灸治療での一番の目的と利点は

自律神経のバランスを整えることです。

【末梢神経から中枢神経へ】

鍼の刺激は脳を介し、身体のバランスを整えるものです。

身体の緊張を和らげる*副交感神経を優位にする。

継続的な治療をすることで

少しずつの変化ではありますが

症状が緩和して行くケースが多くあります。

顎関節症・食いしばり、肩首凝りでお悩みの方。

是非、ご相談ください。

治療の詳しい内容は

こちらをクリック

関連記事