こんにちは
鶴亀堂鍼灸院 わきたです。
運動部の学生さんから
シンスプリントについてのご相談が
ありましたので
シンスプリントについて説明したいと
思います。
【シンスプリントとは】
下肢にかかる過度のストレス
過度のトレーニングの結果などが原因で
骨のストレス反応を起こすものです。
脛骨過労性骨膜炎(MTSS)と呼ばれている疾患です。
↓画像の骨が脛骨という骨で
赤い部分が炎症を起こしている様子です。
骨を押した痛みはもちろんのこと
周辺筋肉の緊張が過度になります。
【シンスプリントの原因】
繰り返しのジャンプやランニングで
脛骨内側に刺激が加わること
そして
脛骨に付着している足関節周囲の筋肉が
骨膜(骨の周囲についている薄い膜)を
引っ張ることで
炎症を引き起こしていきます。
【シンスプリントの治療について】
軽度の症状の場合は
練習量を減らし鍼灸治療やマッサージ
ストレッチなどを加えて改善させて行きます。
治療箇所は
下肢筋肉だけではなく臀部(おしり)の筋肉
股関節の可動性もチェックしていきながら
症状改善を目指します。
身体の使い方に問題がある場合は
一旦痛みが軽減しても
再発する可能性がありますので
身体全体の動きもチェックする必要が
あります。
痛みが長期化し重症化すると
疲労骨折を起こす可能性がありますので
痛みを我慢せず
早めの対処が必要です。
骨折の有無については
画像診断でなければ判断出来ませんので
必要に応じて
当院でもスポーツ専門医に
診察を依頼しております。
以上、簡単に説明しましたが
気になる痛みや違和感がある場合など
お気軽にご相談ください。