当院では
月経不順・月経痛・月経前症候群(PMS)
などでのご相談はとても多いです。
医療機関を受診済みの方もいらっしゃれば
そうでないケースも多いです。
異常を感じている場合は
できるだけ早期に専門医の診察を受けることを
お勧めしています。
今回
希発月経に対しての鍼灸改善例をお伝えします。
まず
■希発月経とは
正常な月経周期が25日~38日以内であるのに対して
39日以上3ヵ月未満で月経が来る状態です。
この場合、排卵するまで長い日数を要してしまい
14日後に次回月経が来る(遅延排卵)というタイプと
月経様の出血はあるが排卵を伴わない状態(無排卵周期症)
に分かれます。
*51日以上の希発月経の約30%が無排卵と言われています。
39日以上3ヵ月未満で月経が来る状態です。
この場合、排卵するまで長い日数を要してしまい
14日後に次回月経が来る(遅延排卵)というタイプと
月経様の出血はあるが排卵を伴わない状態(無排卵周期症)
に分かれます。
*51日以上の希発月経の約30%が無排卵と言われています。
*無排卵かどうかは、自覚することはほとんど
ありません。
基礎体温でチェックすることは可能ですが
成人女性で上記のような月経の遅れが続く場合は
早期に医療機関を受診しましょう。
今回相談があったのは
20代女性で希発月経です。周期は50日弱。
その後2週間程して少し出血するというもの。
問診などをした結果
東洋医学で言う「血寒証」と判断しました。
環境の変化などにより陽の気が不足し
身体を温める働きが低下した状態です。
そして気の巡り・血の流れが滞っている
ことにより希発月経となったものと
考えられます。
経絡を温め
寒気を散す治療を行うという目的で
お腹から深部をじっくりと温め
仰向け・うつ伏せと必要なツボに
鍼と灸を施しました。
週に1度のペースで治療を行い
3回目の治療終了後から
体調が整い始め
月経周期が正常に戻りました。
現在も治療継続中ですが
順調に進んでいます。
月経不順や月経痛
月経前の不調などちょっと気になる場合は
お気軽にご相談ください。
悪い状態が続いている時などは特に
まず医療機関を早期に受診してください。