こんにちは、わっきー先生こと院長の脇田です。
腰が主原因で無かった急性腰痛症の一例を報告します。
わたしたち鍼灸師の間では、よくあることなので珍しい症例では
ありませんが、患者さんにとっては理解している方が少ない
腰痛の仕組み・・・
先日腰痛で来院された60代男性・・・
発症は、当院へ来られる10日程前。
自宅で、椅子に座り足を上げるストレッチをしていたところ
腰に違和感が起きる・・・
一日経ち、少し大丈夫かなと思い庭の草むしりしたところ
症状が悪化・・・
翌日から近くの整骨院に4日間通ったが症状変わらず
当院に来院という流れでした。
急性腰痛の場合、初期対応が重要で
治療院でのファーストタッチもどこを触るかが重要!!
症状に適した治療を行っていれば4日も通ってるので
軽減しているはず・・・
患者さんを触診してみると、背中の筋肉の緊張が非常に強い。
そして、肩甲骨周囲の筋肉も非常に硬くなっていました。
水分代謝の異常も起こしており、足も浮腫んでいました。
東洋医学的には、この足の浮腫みはひとつのキーワードです!!
いくつかの観察ポイントから、主原因は腰ではなく
背中に問題があること
そして東洋医学的には腎気虚といって、気の不足が
起きていること
これらを加味して経絡のバランスを整え
背部および肩甲骨周り、ふくらはぎのつぼを使い治療を
行いました。
2回の治療で、ほぼ軽減。
患者様は、とても喜んでいました(^ー^)
腰が強く痛みが出た場合は、自分で対処せずに
まずは専門機関の判断を聞いてください。
そして、腰だけに問題があると考え安易に
腰をマッサージしたり
じっくり温泉で温めたりしないように注意してくださいね。